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高島屋、ネット通販部門を強化 商品8割程度を店舗と共通化へ

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高島屋、ネット通販部門を強化 商品8割程度を店舗と共通化へ

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インタビューに応じる高島屋の鈴木弘治社長  高島屋の鈴木弘治社長は15日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、2015年2月期のインターネット通販の売上高を13年2月期の2倍強にあたる140億円に引き上げる考えを明らかにした。

 品ぞろえの強化などで実現を図り、将来的には店舗とネットで展開する商品を8割程度は共通化する方針という。

 現在、商品を高島屋のネット通販で扱うことの可否や在庫管理などについてメーカー側と交渉中で「半分くらいとの間で合意が進みつつある」という。

 鈴木社長は「店頭で売れている商品がネット(での販売)にスライドするかもしれないが、やらなければ他のネットに(販売機会を)取られてしまう。売れる場を増やしていくということだ」と説明。ネット通販を上乗せすることで全体の収益向上につなげる意向を示した。

 同社の売上高(営業収益)は13年2月期に全体で8703億円で、ネット通販は67億円だった。14年2月期のネット通販は100億円を見込んでいる。

 同社は昨年、ファッションに特化したネット通販を展開するセレクトスクエアを子会社化しており、鈴木社長は「セレクトスクエアには価格や商品開発に関するノウハウがあり、人材を活用する」と述べるとともに、商品購入に応じて付与するポイントをセレクトスクエアの通販と共通化することを検討していることも明らかにした。

 また、ネット通販の利用頻度が高く、価格志向の強い主婦層を取り込むためには「専門スタッフが(仕掛けを)細かく考えて提案していくことが欠かせない」との考えを強調した。

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