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新商品続々、乱戦模様の空気清浄機 中国大気汚染で活気づく市場

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新商品続々、乱戦模様の空気清浄機 中国大気汚染で活気づく市場

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 「心地の良い自然の風」を省電力で送る扇風機で一躍有名になったバルミューダ(東京都武蔵野市)は9月下旬、空気清浄機の新製品「エア エンジン」(4万9800円)を投入。吸引用と送風用の2つの羽根によって、きれいになった空気を真上に向かって最大で毎分1万リットル送風する。室内に循環気流を作り出し、強力に空気を清浄できるのが売りだ。

 一方、エクレア(東京都千代田区)は昨年、家庭用の空気清浄機市場に参入。販売中の4機種の中には希望小売価格が10万円を超えるものもあるが、古賀宜行社長は「今年の販売台数2万台、売上高5億円の計画におおむね沿った形で進んでいる」と胸を張る。

 日本電機工業会によると、今年1~9月の空気清浄機の国内出荷台数は197万8000台と、前年同期から19.9%伸びた。三菱電機が今年8月、2年ぶりに空気清浄機市場に再参入を果たすなど、プレーヤーも増えており、この冬から春にかけての商戦は一段と過熱しそうだ。

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