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金融
10月日銀決定会合 物価目標3人反対 議事要旨を公表
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日銀は26日、今後3年間の経済状況の見通しを示した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」に3人の政策委員が反対した10月31日の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。日銀が2%の物価上昇率を2年程度で達成するとした目標について、木内登英(たかひで)委員が「中長期的に実現を目指す」と文言の修正を求めるなど、3委員が実現可能性や達成の見通し時期に疑義を唱えていた。
黒田東彦(はるひこ)総裁が3月に就任して以降、決定会合の採決で3人の委員が反対したのは初めて。
10月末の展望リポートは、2014年度の成長率見通しを、7月時点の1.3%から1.5%に上方修正した。15年度の物価上昇率は1.9%に据え置いた。
だが、白井さゆり委員は、海外経済の不確実性などを踏まえ、「下振れリスクを意識する必要がある」との記述を盛り込むよう主張。佐藤健裕(たけひろ)委員は物価上昇率について、「2%程度に達する可能性が高い」とする記述を「2%程度を見通せるようになる」とする表現に弱めるよう提案した。また、物価の先行きリスクに触れた記述を「下方にやや厚い」と修正するよう求め、上昇率が想定を下回る懸念を示した。木内委員は「2%」と明記することを避け、「緩やかな上昇傾向をたどる」とするよう求めた。