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財政審、来年度予算編成の建議提出「収支改善4兆円超、診療報酬焦点」

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財政審、来年度予算編成の建議提出「収支改善4兆円超、診療報酬焦点」

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 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は29日、2014年度予算編成に向けた建議(意見書)を麻生太郎財務相に提出した。吉川洋会長は「景気回復で増えた税収を(経済対策などに)使うという発想では財政再建は到底できない」と述べ、税収の上ぶれ分を国債発行額の抑制に回すなど財政再建に最優先で取り組むよう求めた。

 政府は8月に策定した中期財政計画で、税収で政策経費をどれだけ賄えているのかを示す基礎的財政収支の赤字の対GDP比を15年度までに10年度比で半減させる目標を掲げ、14年度は赤字額を4兆円程度減らす。

 建議では、基礎的財政収支の赤字について「4兆円にとどまらず、できる限り大きい規模で収支改善を図る必要がある」と強調。14年度の予算編成が財政健全化を実現する「試金石」と位置づけ、中期財政計画で「4兆円程度」とした収支改善目標から踏み込んだ。

 財政悪化の主因である社会保障分野では、14年度は2年に1度の改定時期を迎える診療報酬改定が「最大の焦点」と言及。診療報酬の引き上げを「企業や家計の負担増をもたらす」とし強く否定した。

 財源不足を国の借金で穴埋めしている地方財政では、リーマン・ショック後の臨時措置として地方交付税に上乗せした「別枠加算」の「速やかな解消」を訴えた。

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