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セブン、ニッセン買収し傘下に ネット通販と融合加速
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記者会見に臨むセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長(左)とニッセンホールディングスの佐村信哉社長=2日、東京都中央区 流通大手のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は2日、東京都内で記者会見を開き、カタログ通信販売大手のニッセンホールディングス(HD)を買収し、連結子会社化すると発表した。セブンHDの中間持ち株会社がニッセンHD株のTOB(株式公開買い付け)を実施するとともに第三者割当増資を引き受け、議決権ベースで計50.1%の取得を目指す。取得総額は最大約177億円の見込み。ニッセンも賛同しており、セブンHDは同社を傘下に収めることで、インターネット通販と実店舗の融合を図る「オムニチャネル化」を加速させる。
TOBは、セブンHDの完全子会社「セブン&アイ・ネットメディア(セブンネット)」が3日から来年1月22日まで実施する。買い取り価格は直近の株価より約3割高い1株410円。発行済み株式総数の計30.4%を保有するユーシーシーHDなど大株主3社は応じる意向という。TOB成立後、セブンHDは役員3人を派遣し、ニッセンの上場は維持する予定。
セブンHDは、国内最大のコンビニエンスストア、セブン-イレブンや総合スーパーのイトーヨーカドー、百貨店のそごう・西武など実店舗での小売り販売に強みを持つ半面、「ネット分野が弱い」(村田紀敏社長)のが課題だった。買収によってニッセンのノウハウを活用できるほか、強化に取り組んでいるSPA(製造小売り)衣料品でもニッセンの強みを生かせる。
ニッセン側も、セブンHD傘下の百貨店や子供用品専門店「赤ちゃん本舗」の商品などを扱うことで品ぞろえが広がり、通販商品がセブン-イレブンの店頭で受け取れるようになれば「顧客の利便性でメリットが大きい」(佐村信哉社長)。
両社は今後、物流整備や商品の共同開発を進め、セブンHDの電子マネー「nanaco(ナナコ)」による決済機能の共有も視野に入れる。約3200万人にのぼるニッセンの会員とセブングループの顧客との相互乗り入れを図り、将来的には両社の通販サイトの一元化も検討する。