ニュースカテゴリ:企業
電機
美容家電のクリスマス商戦本格化 季節性長所生かし需要取り込み
更新
クリスマスが近づき、一段と華やかになった美容家電売り場=13日、東京都千代田区のビックカメラ有楽町店 美容家電のクリスマス商戦が本格化している。「肌が乾燥しやすいこの時期は、エステ商品の販売額が12月だけで年間の2割以上を占める」(パナソニック)需要の最盛期。各社は商品の特長を売り込みやすい季節性のメリットを生かしながら、店頭を華やかに飾り付けたり、クリスマス仕様の包装紙の用意などで、プレゼント需要の拡大に取り組んでいる。
パナソニックが今年の目玉商品に据えているのは、疲れた目元を蒸気やマッサージでケアする「目もとエステ」(発売時の想定価格約1万8000円)だ。
ビックカメラ有楽町店では、男性向けに強弱のリズムがはっきりしたタイプと女性が好む蒸気量を増やしたタイプの2機種を同じワゴンに並べて販売。普段、美容家電になじみが薄い男性客も興味深そうに手にとっていた。
同社の広報担当者は「ここ数年で、クリスマスに男女で美容家電を贈り合う文化が根付いてきた」と強調する。
一方、ヤーマンは今月の美容家電全体の販売額について、前月実績2倍を計画している。売れ筋は最新の美顔器だ。
「うるおいホット&クール」(約1万9800円)は化粧水や乳液と併用すると、肌を温めながら浸透させる効果があるという。仕上げには肌を冷却し、引き締め効果も期待できる。長年エステサロン向けにエステ機器を販売してきた自社技術を盛り込んだ。