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しずかちゃん役の水川あさみがバイオリンで“迷演奏”
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しずかちゃん役の水川あさみさん(手前)
豪華キャストと、国民的マンガ「ドラえもん」の“20年後”を実写化したことで話題となったのがトヨタ自動車のテレビCM。今年度は、織田信長役のアイドル、木村拓哉さん、豊臣秀吉役のビートたけしさんが東北をドライブするシリーズなども含めた同社CM全体が評価され5位にランクインした。
2011年11月から始まった「免許を取ろう」がテーマの「ドラえもん」シリーズは、今年の「しずかのバイオリン編」で、のび太がついに悲願の免許取得にこぎつけた。ドラえもんCMは、トヨタが別の展開する「TOYOTOWN」シリーズと融合したことで今後、新たな展開を迎える。
このドラえもんシリーズは、「FUN TO DRIVE AGAIN」をコンセプトに「ドライブの楽しさを再発見してもらいたい」、「日本人の気持ちをもう一度ドライブさせたい」。そんな思いが込められた。
ドラえもん役に国際的な映画俳優のジャン・レノさん、のび太役に俳優の妻夫木聡さん、スネ夫役に、アイドルの山下智久さん、しずかちゃん役に水川あさみさん、ジャイアン役にプロレスラーの小川直也さんなど、意外性、適役を織り交ぜた絶妙な配役となった豪華出演陣。
CMは、第1話「のび太の30歳」編が11年11月から始まり、のび太が免許を取るまでの過程が主に描かれた。
原作ファンならば誰もが知っている、ジャイアンの歌声や、スネ夫の金持ちぶり、のび太のダメキャラぶりをそのままに、ストーリーが進んだ。
「しずかのバイオリン」編のCMは、5人でドライブに出かけるところから始まる。
のび太が後部座席から「ドライブって楽しいなー」と4人に話しかけながら、山間部の川に向かう。到着すると、しずかちゃんが、「じゃあ、わたし引いてみようかなー」とバイオリンを弾く。
すると、あまりの“迷演奏”ぶりに、動物や4人が卒倒。運転してきたジャイアンが「もう運転できない」と告げると、のび太が「じゃあどうやって帰るの」と路頭に迷う。のび太が「どこでもドアは」とせがむと、ドラえもんが「ポケット忘れた」。
免許を持っていることを隠していたしずかちゃんが「わたし運転する」と告げる。「ごめんね黙っていて」と謝るのび太が、「ぼく(免許)取るよ」と決意し、晴れて合格したという設定だった。