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【リーダー開発最前線】(11)相手を成長させるリーダーの鍵となる行動とは?
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「強みを伸ばしてくれる」「目標達成を促進してくれる」「成長を支援してくれる」-。こんなリーダーが身近にいたらどうでしょうか。間違いなく、成果と成長を手にするための心強い味方と感じるでしょう。
5780人のビジネスパーソンに行った調査結果からは、これら3項目と関係の強いリーダーの行動が見つかりました。それは「相手の変化や成果に気づいて伝える」ことです。変化や成果は、自分では自覚できない場合があり、他者から伝えられると達成実感が促進されるといわれています。だからこそ、気づいて伝えることは、人を成長させるリーダーの鍵となる行動といえるでしょう。
では、「変化や成果に気づいて伝える」にはどうしたらいいでしょうか。「気づく」ことと「伝える」ことに分けて考えてみましょう。
まず「気づく」には、相手に関心を持って接することが必要です。人は、自分の関心事を自動的に選び認識する「選択的認知」という性質を持っています。相手に関心があれば、「今日は顔色が良くないな」といったことが自動的に目に入るということです。関心を持つには、相手に関する質問をたくさん持つことから始めるのもいいかもしれません。
「3年前と一番違うことは何か?」「困ったときはまず何をするのか?」-。自分が知りたいと思うことをクイズ感覚で頭にいれておくだけで、選択的認知が働くはずです。
そして、次が「伝える」ことです。ただ、伝えるときに自分の評価が加わると、相手が受けとりにくい場合があります。例えば「君はすごいな。勉強家だね」といった称賛には“あなた”の評価が入ります。
一方、「最後までやり通したね」「君はいつも最初に電話をとるね」といった「事実」は、受け取りやすいものです。「口下手でうまく伝えられる自信がない」というリーダーも「うまく伝えよう」「褒めなければ」と考えすぎる必要はありません。目にしたことを客観的に、そのまま伝えるだけでいいのです。
年末年始には、身近な人と1年を振り返る機会があるかと思います。本人すら気づいていない能力が行動に表れた瞬間を見つけ、伝えることができれば、最高の贈り物になるのではないでしょうか。=おわり(番匠武蔵コーチ・エィ コーチング研究所 リサーチャー)