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【午年に翔ける】明治安田生命保険社長・根岸秋男さん(55)

ニュースカテゴリ:企業の金融

【午年に翔ける】明治安田生命保険社長・根岸秋男さん(55)

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明治安田生命保険・根岸秋男社長  ■アフターフォローで顧客の評価得る

 --2013年9月中間決算で運用利回りが契約者に約束する予定利率を上回る「順ざや」を3年連続確保した

 「今の運用環境が続くのであれば、利差益は中間決算(の534億円)の2倍の1000億円に届くかどうかになる。運用の7割が長期公社債中心の安全資産だが、足元の長期国債は低金利で変動性も高いので、一部をヘッジ付き外債や短期公社債に機動的に置き換えることをやってきたし、これからもしばらく続ける」

 --順ざや幅の拡大を受け、契約者への増配や保険料を引き下げた新商品投入などの利益還元策はどうする

 「利差益の安定的な確保ができつつあるので、13年度決算の中身を見て、個人保険の配当率の引き上げの可能性を商品ごとに検討していきたい。ただ、予定利率は目安となる標準利率が昨年4月に下がったばかりなので、引き上げ(による保険料の値下げ)は考えていない。予定利率は契約者に30~40年保障するのであまり敏感に変更すると『逆ざや』の時代に戻ってしまう。商品の仕組みを変えて保険料を抑えることはやっていく」

 --大手は保険料値下げなどで攻めの姿勢を強めているが

 「以前に比べ余力がでてきたのは明らかだが、価格だけがすべてではない。保障内容や価格に、顧客に寄り添ったサービス品質、アフターフォローを加えたものを商品の価値と思っており、この新たな付加価値に投資していきたい。来年度以降はアフターフォローで顧客に評価をいただくためのブランド戦略を進めていく」

 --14~16年度の新中期計画における成長戦略は

 「死亡保障の市場は減退し、伸びるはずの年金でも低金利下では魅力的な商品がなかなかつくれないので、医療、介護に焦点を当てた主力商品の魅力化を考えている。海外では直近進出した5社を着実に軌道に乗せるのが最優先事項。経常利益に占める海外比率は1%未満だが、収益貢献をどれくらいにするかという水準もこれから決める」

 --保険金の代わりに介護や葬儀といったサービスを顧客に直接提供する商品の解禁の議論が進んできた

 「動向を見守っている。30~40年後にサービスの質を本当に担保できるかなどの課題も指摘されており、研究検討段階だ。介護付き老人ホームの運営をしており、どういう商品や情報提供にニーズがあるかなど介護事業に対するアンテナの役割を期待する」(万福博之)

                   ◇

【プロフィル】根岸秋男

 ねぎし・あきお 早大理工卒、1981年明治生命保険(現明治安田生命保険)入社。保険の商品設計を行うアクチュアリー(保険数理人)出身で、企画部長、執行役営業企画部長、常務執行役などを経て2013年7月から現職。埼玉県出身。

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