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PM2.5を除去 “単機能特化型”空気清浄機、導入広がる

ニュースカテゴリ:企業の電機

PM2.5を除去 “単機能特化型”空気清浄機、導入広がる

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国内で導入が増えているブルーエア(右から)フラッグシップモデル「650E」、ミドルレンジモデル「450E」、コンパクトモデル「270E」  中国・北京で大気の汚染レベルを示す指数が上限値を突破し、日本国内でも九州北部を中心に高い値を観測するなど、微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染への不安が高まるなか、国内の空気清浄機市場では昨年11月、中国の米国大使館が駐在する社員の自宅用空気清浄機として約3000台を大量購入し話題を呼んだスウェーデンの「ブルーエア」といった海外メーカーの製品に注目が集まっている。

 国内の空気清浄機市場は、新型ウイルスへの脅威や2011年の東日本大震災以降の健康意識の高まりを受け、08年には年間約150万台程度だったが、11年には約250万台へと拡大。空気清浄機能に加え加湿や除湿、消臭機能などを備えた“複合型”製品で圧倒的シェアを占める国内主要メーカーに対し、海外メーカーは空気清浄だけに集中した “単機能特化型”製品で勝負を挑んでいる。

 そのうちのひとつがスウェーデンの空気清浄機専業メーカー「ブルーエア」だ。「ブルーエア」は、米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR値」(クリーンエア供給率)で世界1位を獲得。独自の粒子イオン化技術と3枚からなる独自開発したフィルターによって0.1マイクロメートル以上の微粒子を99.97%まで除去できる。

 「ブルーエア」の日本正規総代理店、セールス・オンデマンドの広報担当者は「日本にある空気清浄機のなかでトップレベルの除去性能」と説明。清浄スピードも高速で、8畳相当の実生活空間を約2.5分で1回清浄でき、国内の一般的な空気清浄機に比べ2.5倍のスピードという。「PM2.5のほとんどを除去することができ、海外はもちろん国内でも病院やレストラン、ホテルでの導入が増えている」(同担当者)と話す。

 クリニックの待ち合い室に「ブルーエア」を導入している自由が丘メディカルプラザ小児科の高嶋能文院長は、「小児科ということもあり、待ち合い室に空気清浄機があると子供の親が安心する。院内感染には特に気をつけているが、広い空間をしっかり吸ってくれるパワーに加え、フィルターで0.1マイクロメートルの微粒子まで除去してくれるのでインフルエンザウイルス、細菌、花粉、PM2.5などほぼ防げると言われており、安心です」と信頼を寄せる。

 西麻布のレストラン、オーベルジュ・ド・リル・トーキョーの田栗諭支配人は「レストランで一番大事なのはお客さまの安全・健康。料理の美味しさを伝えるのは2番目」といい、「空気をクリアにすることで、まず食事をする環境を整え、料理の香りから楽しんでいただける」と話す。レストランでは現在4台ブルーエアを導入しているといい、「ウイルスは見えないけれどもできる限りのことはする必要がある。空気清浄機は欠かせない」と話す。

 家電コーディネーターの戸井田園子さんは「単機能特化型は専門性が高く、部屋の空気を吸って濾して吐くという“浄化”に絞っているので、性能をフルに発揮できる。単機能型、複合機型と選択肢が増えたことは消費者にとってはいいこと。空気清浄機は花粉症対策や乾燥対策、インフルエンザ対策などシーズン家電だったが、今後はPM2.5対策など通年家電として使うようになり、1家に1台から1部屋に1台に変わっていくのでは」と話している。

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