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企業の太陽光発電導入支援 翔栄クリエイトがコンサルサービス

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企業の太陽光発電導入支援 翔栄クリエイトがコンサルサービス

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翔栄クリエイトが前橋市で手がけた太陽光発電システム  オフィスデザインなどを手がける翔栄クリエイト(東京都新宿区)が、国の固定価格買い取り制度を活用して太陽光発電に参入する企業へのコンサルテーション(相談)サービスに力を入れている。電力会社への売電を通じて、「投資費用の3倍以上」という高収入も見込めるという。

 固定価格買い取り制度は、企業などが再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が10~20年間、一定価格で買い続けるもので、2012年7月に導入された。今年3月までに経済産業省の認定を受けるなどすれば、10キロワット以上の太陽光発電だと、1キロワット時36円(税抜き)の買い取り価格となる。

 翔栄クリエイトは、この制度を通じた収益を狙う企業の相談に乗り、太陽光パネル、電力調整器といった発電システムの設計、施工を手がけている。

 サービスを本格化させたのは、買い取り制度がスタートしたのにあわせてで、これまで30件ほどの実績がある。サービスの特徴は「実地調査を踏まえ、案件ごとに異なる環境で最大の発電効率を目指す」こと。

 宇佐神慎(うさみ・まこと)社長によると、「大手メーカーだと、パネルの傾斜をどの地域でも30~35度にするといった、一律な提案が多い」。だが、日照や風速、降雪量などは地域ごとに違うため、発電効率にばらつきが出る。

 そこで同社は案件ごとに条件を細かく調べ、それぞれに最適なパネルの傾斜角度や設置枚数を計算。パネルなども複数のメーカーから選びコストを落とす。試算される収益性は高く、ある例では4500万円の設置費用に対し、20年で1億5000万円の収入になる。

 2月26~28日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる「第5回 太陽光発電システム施工展」では、太陽光発電の魅力を訴える。

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