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今度は背高タイプの軽 日産-三菱自の共同開発第2弾

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今度は背高タイプの軽 日産-三菱自の共同開発第2弾

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新型軽自動車「eKスペース」と三菱自動車の益子修社長  日産自動車と三菱自動車は13日、共同開発した新型の軽自動車をそれぞれ発売した。スーパーハイトワゴンと呼ばれる車高が高く室内空間が広いタイプ。子育て中の若い主婦を主なターゲットとし、荷物で両手がふさがっていても開け閉めしやすい電動スライドドアを備えるなど、便利な機能を充実させた。

 日産からは「DAYZ(デイズ)ルークス」(124万50~185万2200円)、三菱自は「eKスペース」(122万4300~177万5550円)という名称で発売した。共同開発は昨年6月に次ぐ第2弾で、販売目標は日産が月5000台、三菱自が2500台を掲げた。日産分も含め、三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する。

 ガソリン1リットル当たりの走行距離は最大26・0キロとスズキ「スペーシア」(29・0キロ)やダイハツ工業「タント」(28・0キロ)など競合車種には一歩及ばないものの、室内高はスーパーハイトワゴンでもトップクラスの1400ミリとし、子供の着替えや自転車を積む際も十分な広さを確保した。また、夏場に後部座席が暑くならないよう冷房の風を室内で循環させるサーキュレーターなど、親子が快適に過ごせる空間を重視して開発した。

 両社は横浜市と東京都港区でそれぞれ発表会を開催。日産の片桐隆夫副社長は13日の発表会で「国内の軽市場をいっそう活性化させたい」と強調した。また、三菱自の益子修社長は記者団に対し「国内でぜひEV(電気自動車)を出したい」と述べ、今後のEV軽自動車の共同開発に意欲を示した。

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