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東レが環境エネ、新興国事業を拡大 新中期経営計画を発表
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中期経営計画を発表する東レの日覚昭広社長=17日、東京都中央区 東レは17日、2014年度から3カ年の新中期経営計画を発表した。新たな中計は、成長事業である環境エネルギー事業などの拡大や、成長地域である米国やアジア・新興国での事業拡大、全体的なコスト削減策などが柱。最終年度となる16年度に売上高2兆3000億円、連結営業利益1800億円を目指す。
環境エネルギー関連事業では水処理膜やリサイクルなどに注力。3年間で1800億円を見込む研究・技術開発費の半分をこの分野にあてる。
地域別ではさらなる発展が見込めるアジアや新興国をはじめ、シェールガスを産出する米国を取り込む。これらの地域で13年度で全社の43%程度の売上高を、16年度に約50%の約1兆1500億円に引き上げる。米国では、サウスカロライナ州に炭素繊維生産などを行う目的で約160万平方メートルの事業用地を新たに取得したことも発表した。
14年度からの3年間で計4000億円の設備投資は、事業別・地域別ともに、成長分野に約6割をあてていく方針だ。コスト削減では、固定費だけでなく、新たな視点での革新的な生産プロセスを構築することなどで、3年間で計2000億円のコストダウンを目指す。
会見した日覚昭広社長は、炭素繊維事業について「航空機用途の拡大やエネルギー関連(圧力容器)などの用途で、年率20%程度の成長が期待できる」と強い自信を見せた。