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ドコモ、2カ月ぶり首位 2月携帯純増数 キャッシュバック奏功

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ドコモ、2カ月ぶり首位 2月携帯純増数 キャッシュバック奏功

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 携帯電話大手3社が7日発表した2月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を引いた純増数は、NTTドコモが26万7900件となり、2カ月ぶりに首位の座を奪い返した。米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」販売に力を入れ、他社からの転入者向けに行うキャッシュバックを充実させたことや学割サービスなどが功を奏した。

 1月首位だったソフトバンクモバイルは26万6000件とドコモにわずかに及ばず2位となった。KDDI(au)は22万500件で3位と前月の2位から後退した。2月に入って春商戦が本格化しており、純増数は3社とも20万件を超える高い伸びを示した。

 番号持ち運び制度(MNP)利用者の転入状況は、KDDIが4万1600件と29カ月連続で首位を維持した。固定電話回線と携帯電話回線の一括割引サービスや高速データ通信サービス「LTE」への対応強化が寄与した。

 ソフトバンクは9000件の転入超過だった。

 これに対し、ドコモは4万8100件の転出超過となった。ただ、ドコモの転出超過は前月の8万1000件より3万2900件縮小した。ドコモでは「学生を対象にした料金割引施策がうまく浸透し、新規ユーザーの獲得につながった」(広報部)としている。

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