--横河電機の社内ベンチャーとして創業した
「横河と関係の深い米HP(ヒューレット・パッカード)がマルチメディア関連の事業を拡大していた。当時の社長が刺激を受け、横河もそういうことを始めたいと各部署から30代の若手が集められた。私は当時37歳で、事業が軌道に乗るまで何度も失敗を繰り返した」
--現在の主な事業内容は
「パソコンやプリンター、情報家電などの故障、接続、操作などにかかわる疑問の解決支援だ。訪問やコールセンターなどを通じて、インターネット回りの細かいサポートをしている」
--社名がユニークだ
「キューアンドエー(Q&A)はクエッション&アンサー、クイック&アクティブ、クオリティー&アメニティーの意味。ネット関連サービスのサポートをしている会社としては良い社名ではないか」
--当面の目標は
「現在は160億円の売上高を3年後には200億円にしたい。そうすれば業界でベスト5の位置を確保できる。自前でやるよりも、M&A(企業の合併・買収)で事業を拡大する方法を考えている」
--M&Aに軸足を置く理由は
「会社を新設すれば顧客を開拓して売り上げを伸ばさないといけないが、会社を立ち上げた経験からいうと10や20の新事業に取り組んで1つ成功するかどうかだ。顧客をつくるのが一番大変で、そこに時間や資金が割かれてしまう。M&Aなら顧客と時間、売り上げを買える」
--創業社長として後継者の育成は
「本当に難しい。当社は私の個性で引っ張ってきたところもある。育てるというよりその任につけたら育つだろう。要は後任に託せるかどうかだ」
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【プロフィル】金川裕一
かながわ・ゆういち 早大教育卒。1982年横河電機製作所(現横河電機)入社。労組書記長を経て、96年企業内ベンチャー制度で横河マルチメディアを設立し社長。2001年キューアンドエーと事業統合し会長。03年4月再び社長に、06年に現社名に変更。学生時代はバレーボール選手。東京都出身。