SankeiBiz for mobile

テレビ4月改編 いいとも、徹子… 朝昼「定番」大変動、日テレは静観

ニュースカテゴリ:企業の情報通信

テレビ4月改編 いいとも、徹子… 朝昼「定番」大変動、日テレは静観

更新

3月31日に始まる「噺家が闇夜にコソコソ」(フジテレビ系、月曜深夜0時10分)  テレビ各局が4月に行う番組改編で、昼のバラエティーや朝の報道など各局の“顔”となっていた定番番組の変更が目立っている。フジテレビは32年間続いた「笑っていいとも!」の枠を情報番組にリニューアル。テレビ朝日は「徹子の部屋」を正午スタートに移行し、報道番組も前倒し。TBSも朝番組を大幅に変更する。一方、視聴率が好調な日本テレビは静観の構えだ。(本間英士)

 「いいとも!」後継は

 「日常に“おもしろの宝”がある。都心の高級隠れ家レストランより、下町の大衆食堂の方が発見があるのでは-という目線で、いろいろな情報を掘り下げたい」

 「いいとも!」に代わって4月1日からスタートする新番組(タイトル未定)について、フジの小仲正重チーフプロデューサーは狙いをこう語る。「いいとも!」と同様に曜日ごとにゲストを変更し、生中継で身近な情報を提供。放送時間は5分早い午前11時55分からとなる。

 このほか、フジは「弱点」とみている日曜夜に、30人のゲストが団結して司会者に挑むクイズ番組「クイズ30~団結せよ!~」(午後7時58分)など2番組を投入。大多亮常務は「(視聴率)3位に定着しているようでは駄目。必ず首位前線に躍り出たい」と意気込む。

 橋本大二郎さん復帰

 テレビ朝日は午前から昼過ぎの時間帯を大幅に変更する。まず、午前の情報番組「ワイド!スクランブル」(第1部)を午前10時半スタートに55分前倒し。前高知県知事の橋本大二郎氏が24年ぶりにキャスターとして復帰する。正午からは39年目の「徹子の部屋」を放送する。

 テレ朝は昨年、年間平均視聴率がゴールデン帯(午後7~10時)でトップとなるなど好調をキープ。それでも大幅に編成を変える理由について、平城隆司編成制作局長は「状況がいいうちに次のステップに進みたいと思って改編に取り組んだ。フジでお昼の顔だった『いいとも!』が終わるが、うちにも黒柳徹子さんというお昼の顔がいる」と説明する。

 早朝から斎藤孝教授

 TBSも平日朝の編成を大幅に変える。午前5時半から新情報番組「あさチャン!」がスタート。夏目三久と斎藤孝・明治大教授が司会を務める。また、「はなまるマーケット」の後番組として、TOKIOの国分太一らが進行を務める生活情報番組「いっぷく!」(午前8時)を放送する。

 大江麻理子アナ登板

 テレビ東京は新番組「THEカラオケ★バトル」(水曜午後6時57分)などで、午後7時台を強化。月~金曜午後11時の経済報道番組「ワールドビジネスサテライト」を全面リニューアルし、メーンキャスターは大江麻理子アナウンサーが務める。

 ゴールデン帯(午後7~10時)の改編率が20%を超えた4局とは対照的に、最小限の4・8%にとどめたのが日テレで、「ドラマ、ミニ枠を除くと無改編」(宣伝部)という。黒崎太郎編成部長は「これまでの改編の成果が出ており、新たに改編という形で打つ手はない。既存の番組を定着させるために、いろいろな手を打っていきたい」と理由を話している。

 ■各局、深夜帯に力

 深夜番組の強化も今回の改編の特徴だ。

 フジテレビは深夜0時以降、35歳以下のプロデューサーやディレクターが主体となって企画や編成を行う「真夜中の編成部」がスタート。話題のニュースを「噺(はなし)」に仕立てて語る「噺家が闇夜にコソコソ」(月曜深夜0時10分)などを放送する。ツイッターや交流サイトのフェイスブック、テレビとスマートフォンなどを同時に使うセカンドスクリーンを活用した企画や、動画配信も積極的に展開する。

 TBSは月~木曜午後11時53分に「テッペン!」をスタート。内容は、予備校講師の林修さんが進行を務める情報番組や、体験型クイズ番組「リアル脱出ゲームTV」など。テレビ朝日は今年で26年目の「ビートたけしのTVタックル」を月曜午後11時15分に移転。月~木曜深夜0時15分から、坂上忍が進行役の「坂上忍の成長マン!!」(仮題)など4番組を放送する。

 テレ朝の平城隆司編成制作局長は「昔は夜11時以降の番組は若い人向けだったが、今は年配の人も積極的に見るようになり、ターゲット層が広がっているため」と深夜番組に力を入れる理由を説明する。

ランキング