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ベネッセが経営トップにマック原田会長を迎え入れ 午後の取締役会で決定へ
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ベネッセホールディングス(HD)が、日本マクドナルドHDの原田泳幸会長(65)を会長兼社長に迎える方向で最終調整に入ったことが27日、分かった。午後に取締役会を開き、福武総一郎会長と福島保社長の処遇も含めて正式決定する。原田氏は昨年6月にベネッセの社外取締役に就任していた。
原田氏は米IT大手アップルの日本法人社長を経て、平成16年に日本マクドナルドHD社長に就任。経営再建に貢献したが、東日本大震災後の業績低迷から回復できず、25日に代表権のない会長に就き、日本マクドナルドの経営からは事実上退いていた。
ベネッセは、主力事業である通信教育「進研ゼミ」で、少子化の影響などで会員数が減少。収益源の多様化に向けて、タブレット端末の活用や、中国など海外事業の拡大に取り組んでいる。ベネッセは原田氏の経験を事業拡大に生かす考えだ。