ソフトバンク“豹変”の狙いは? 乱売是正、純増競争から離脱
更新電気通信事業者協会は7日、3月末の契約数集計結果と同時に、4月以降は四半期ごとの集計に変更すると発表する。ソフトバンクの一言をきっかけに、大手3社が足並みをそろえた格好だ。
実態に合わぬ指標
ソフトバンクが月次契約数の発表中止を主張したのは、「仮想移動通信事業者(MVNO)やSIMフリー端末、M2M(マシン・ツー・マシン)などが増えて、純増が市場の実態と一致しなくなったため」(関係者)としている。
ソフトバンクは携帯電話参入後、ドコモやKDDIに「携帯電話利用料は高すぎる」(孫社長)と価格競争を仕掛け、07年5月にKDDIから純増首位を奪取。それ以来、14年2月までの82カ月のうち実に76カ月がトップで、勝率は92%を超える。
しかし、ソフトバンクの純増には、販売店がスマホ契約者に無償で提供するフォトフレームや見守りケータイなど「通信モジュール」に区分される純増の比率が高いことはよく知られており、その比率は、1月はドコモが18%、KDDIが4%なのに対しソフトバンクは37%。2月はそれぞれ1%、11%、29%とやはりソフトバンクの比率が抜きんでている。
しかし13年12月と14年2月はドコモが純増首位を奪取。その内訳は「MVNOの契約数が半分を占めているようだ」(通信事業者)といわれるように、MVNO向け回線を大量に貸し出すドコモは、自社の純増にMVNOの契約数を組み込む。
