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中鉄快運 20都市で高速鉄道宅配便スタート

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中鉄快運 20都市で高速鉄道宅配便スタート

配信元:中国新聞

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高速鉄道宅配業務を扱う瀋陽北駅内の中鉄快運集配センター=遼寧省瀋陽市(中国新聞社)  ■「正確さ」アピールもネックは価格

 中国中央人民ラジオ局第1放送「中国の声」の報道番組「新聞縦横」によると、中国鉄路傘下の輸送会社、中鉄快運が、高速鉄道宅配業務を北京、上海、ハルビン、西安など20都市で今月1日から試験的に開始した。高速鉄道網の拡充にともない、同社の宅配サービスは今後、実施範囲がさらに増える見込みだ。

 同サービスは、利用希望者が電話で依頼すると、配達員が自宅まで集荷に訪れる仕組み。中鉄快運の担当者によると、上海から当日配達を依頼する場合は基本料金(1キロ)が130元(約2140円)で、荷物の重量が1キロ増えるごとに25元が加算される。翌日午前11時までの配達の場合、基本料金が18元で、1キロごとに11元を加算。翌日午後6時までに配達の場合は基本料金が17元で、1キロごとに10元となる。

 中鉄快運側は「高速鉄道宅配は輸送スピードが速く、正確という利点がある」とアピール。同社合肥支社の従業員は「特に翌日午後6時までの宅配業務を得意としている。高速鉄道宅配は天候の影響を受けることがなく、毎日正確な時刻に配送することができる」と語っている。

 同様のサービスはすでに同業他社も実施している。順豊速運の宅配サービス「順豊エクスプレス」は2009年に他省への当日宅配サービスをスタート。「朝集荷し、当日夜10時までに配達」をうたっており、時間内に配達できなければ返金するシステムだ。基本料金(1キロ)は150元で、1キロ増すごとに30元が加算される。

 順豊によると、当日宅配業務は主に緊急を要するビジネス顧客向けのサービスで、内容物は主に検査サンプルや入札書類など。交通渋滞が最も激しい日中に輸送するため、空港利用料やサービス料、陸上輸送料などのコストが夜間よりも高くなるという。同社は「航空運輸は実績があり、効率が高い」と強調している。

 高速鉄道宅配のネックは価格で、消費者の中には「自分で高速鉄道に乗って届けた方がよい」「長春から上海は普通速達で10~15元。緊急でなければ普通速達を使う」との声もある。

 宅配サービス「申通快逓」を展開する上海申通物流の長春浄月支社の担当者は「当社の宅配は基本料金15元で翌日配達だ。130元も支払って当日宅配を選ぶ消費者は多くない」と余裕の構えだ。

 現在、中国の宅配業界では自動車による輸送が約70%を占めており、鉄道輸送はわずか約1%。順豊と中国郵政が昨年、試験的に高速鉄道輸送を実施している。コンサルタント会社、中国快逓物流諮詢の徐勇首席顧問は「高速鉄道輸送の営業範囲拡大は、鉄道貨物輸送の市場化における重要なてこ入れとなる。短期的な影響は小さいが、長期的には産業のアップグレードにとって重大な意味がある」と説明している。(中国広播網=中国新聞社)

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