SankeiBiz for mobile

【トップは語る】SBIモーゲージ社長・直海知之さん(35)

ニュースカテゴリ:企業の金融

【トップは語る】SBIモーゲージ社長・直海知之さん(35)

更新

 ■住宅ローンのPB化で差別化図る

 --新社長としての経営方針は

 「分かりづらいといわれる住宅ローンそのものを、もっと簡便なものにすることで、住宅市場の流動性が高まればいいと考えている。これまで蓄積してきた当社のデータやノウハウを生かしながら、そうした取り組みのリーディングカンパニーにしていきたい」

 --消費税増税の住宅ローン市場への影響は

 「仮に新築住宅が駆け込み需要の反動減で落ち込んでも、住宅ローン全体で18兆~20兆円という規模はさほど変化しないとみている。国内の住宅需要は常にあり、中古住宅の購入やローンの借り換えにシフトするなど内訳が変わるだけだからだ。金融機関の間で競争が激しくなる中、いかに差別化を図れるかが課題となる」

 --差別化の具体的な戦略は

 「新たに発売した住宅ローン商品『フリーダム』は、住宅ローンをプライベートブランド(自主企画、PB)化する試みだ。各銀行の扱う住宅ローン商品を当社が仕入れ、SBIブランドで当社の店舗で販売するもので、利用者にとっては商品選択の幅が広がるとともに、銀行も販路が拡大する利点がある。借り換えの最良のタイミングをメールで知らせるサービス『レートウォッチャー』の提供など、利用者が得するための気付きを与えられる取り組みも強化していく」

 --長期固定金利型の住宅ローン「フラット35」の取り扱いシェアが4年連続で1位と好調だ

 「SBIの店舗をフランチャイズ展開によって全国に設け、顧客と直接やり取りすることによって、インターネット取引とは異なる安心感を提供していることが、シェアトップの背景にあるとみている。3月末現在で直営店を含めて全国に175店舗あるが、早期に300店舗体制に持っていきたい」

                   ◇

【プロフィル】直海知之

 なおみ・ともゆき 青山学院大経営卒。2001年ソフトバンク・ファイナンス(現ソフトバンクテレコム)入社。テックタンク(現SBIホールディングス)を経て04年SBIモーゲージ。09年取締役執行役員、14年3月から現職。執行役員最高執行責任者(COO)を兼務。東京都出身。

ランキング