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ルネサス、前3月期の最終赤字が52億円に縮小 収支改善に特別益捻出で

ニュースカテゴリ:企業の電機

ルネサス、前3月期の最終赤字が52億円に縮小 収支改善に特別益捻出で

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決算発表の記者会見に臨むルネサスエレクトロニクスの作田久男会長=9日午後、東京都中央区  半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスが9日発表した2014年3月期連結決算は、52億円の最終赤字となった。第3四半期決算発表時には218億円の最終赤字を見込んでいたが、収支改善や特別利益の捻出により、4分の1まで軽減した。

 前々期の最終赤字は1675億円あり、これと比べても大幅改善となった。それでも現在の会社の形態になった2010年度以降、最終赤字は4年連続。

 営業損益は前期の232億円の赤字から676億円の黒字に転じた。構造改革に伴う固定費の削減効果が寄与した。売上高は6.0%増の8330億円。自動車や産業機器向けの半導体が好調だったのに加え、円安効果も追い風となった。

 特別利益は238億円を計上しており、事業譲渡益や債務免除益からなる。リストラによる特別損失は720億円立てた。

 今期(15年3月期)の業績予想は公表していないが、通期の最終損益の見通しについて柴田英利CFO(最高財務責任者)は「今期も事業構造改革が続いており、昨年対比で費用が減ることはない」とし、黒字化が難しいとの認識を示した。

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