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「タニタ食堂」大規模マンションに併設へ 入居者以外も利用可能
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タニタ食堂が併設されるマンション分譲地
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大阪府吹田市で分譲中の大規模マンションで住民らの健康維持を支援するため、低カロリーの食事メニューで話題の「タニタ食堂」が併設されることが22日、分かった。大京や関電不動産などが共同開発を進める予定地に平成27年6月をめどにオープンする計画で、マンション住民向けの共用施設に導入されるのは全国初という。住民だけでなく、一般の来訪者も1食800円程度(税抜き)で健康的な食事を楽しめるようにする予定だ。
体脂肪計などの計測器メーカー、タニタが社員食堂で健康的なメニューを提供している取り組みは映画化もされるほど話題となり、同社は社食メニューを社員以外にも味わってもらおうと、24年に東京・丸の内で「タニタ食堂」の第1号店をオープン。その後、病院にも相次いで導入されているが、マンションへの併設は全国で初めてになる。
マンションは大京や関電不動産、長谷工コーポレーションなど5社が毎日放送の千里丘放送センター跡地を再開発し、12~15階建ての計5棟を順次分譲中の「ザ・ミリカシティ」で、27年春に全体が完成すれば住戸数は1千戸を超えるという。
タニタ食堂は他の物件と差別化を図る共用施設として敷地内に整備され、座席数は70。東京・丸の内などの店舗と同様、塩分控えめで野菜が多めといった内容で一食当たり500キロカロリー程度のメニューを提供する。
午前11時~午後2時のランチ営業が基本だが、土曜はディナー営業(午後6時~9時)も行う考え。月曜定休。また、体脂肪チェックなど住民ら食堂利用者の健康状態をデータ管理できる設備も設けるという。