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【Sakeから観光立国】シンガポールのMBSから日本酒の魅力発信

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【Sakeから観光立国】シンガポールのMBSから日本酒の魅力発信

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和久田シェフ(最前列左から2人目)らに囲まれた、スーツ姿のタナシジェビック社長兼CEO(中央)  □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 シンガポールの「マリーナベイ・サンズ(MBS)」は米ラスベガスの「ラスベガス・サンズ」が運営する複合リゾート。単独としては世界最大のカジノがあり、日本の観光産業振興を目指す安倍晋三首相も5月末に視察している。地上200メートルの屋上空中庭園「サンズ・スカイパーク」(Sands Sky Park)でつながった3棟のホテルは2561の客室を備え、コンベンションセンター、ショッピングモール、美術館、シアターなどもある。淡路島とほぼ同じ面積のシンガポールに、MBSが桁違いの雇用創出と経済効果をもたらしたのは間違いない。

 顧客を満足させるため、MBSには世界的に著名なシェフのレストランが軒を連ねる。

 日本人シェフの和久田哲也氏も、この一角にレストランを構える一人。日本酒造青年協議会が国内外で日本酒の文化振興功労者を叙任する「酒サムライ」の称号を持つ。さらに和久田氏の推薦で酒サムライとなったMBSのジョージ・タナシジェビック社長兼最高経営責任者(CEO)は大変な親日家である。

 16日、同CEOの尽力でMBSならではのゴージャスな日本酒プロモーションがあった。

 海外進出に熱心な、9つの蔵の協力を得て、昼は飲食業界関係者とメディアを招いた日本酒セミナー、夜はそれぞれの蔵の極上の酒に合わせて、セレブリティーシェフ7人が特別メニューを披露する「サケサムライディナー」が開かれた。

 ゲストは、ぜいたくを知り尽くしたMBSの上顧客の面々だ。会の冒頭、タナシジェビック社長兼CEOは謙虚に「これは小さな第一歩だ」とあいさつしたが、世界的なシェフと日本酒の最上級の出合いに、ゲストたちは、口々に次回の開催を要望していた。

 今回のプロモーションは、決して“小さな一歩”とは思えないほどの大成功。観光振興には人をひきつける食や酒の魅力が不可欠だという思いを深めた。

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【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワインコンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本代表。観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー、農水省・経産省ミラノ万博サポーター、一般社団法人ミス日本酒顧問などを務める。

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