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【Sakeから観光立国】「日本酒フェア」 土曜開催で来場者1.5倍

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【Sakeから観光立国】「日本酒フェア」 土曜開催で来場者1.5倍

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土曜日開催で大盛況となった業界最大のイベント「日本酒フェア2014」のオープニング=21日、東京・池袋サンシャインシティ  □平出淑恵さん(酒サムライコーディネーター)

 日本酒業界の一大イベントといえる「日本酒フェア2014」が21日、東京・池袋サンシャインシティで開かれた。今回初めて土曜日に開催され、昨年までの平日開催に比べて約1.5倍の来場者を集めた。主催は、全国のほぼ全ての酒造会社が所属する日本酒造組合中央会だ。

 会場は大きく2つに分かれる。酒類の公的研究機関である酒類総合研究所が後援する「平成25年度全国新酒鑑評会」の出品酒を試飲することができる「公開利き酒会」。そして、各都道府県の酒造組合(連合会)や地域を越えた有志グループなどが日本酒や日本酒ベースのリキュールなどを出展し、試飲や販売、各地自慢の酒肴(しゅこう)の試食もできる「第8回全国日本酒フェア」である。

 この会場では、さまざまなテーマで7人の講師による「日本酒セミナー」も行われた。来場者は一般消費者をはじめ酒類流通関係者、料飲店関係者らで、海外の日本酒関係者の顔も多く見られた。

 1日だけのイベントだが、日本酒の品質向上のため製造指導に深く関係してきた酒類総合研究所やその他の省庁、生産者、酒販会社などの関係者、普及・啓蒙に携わる者、消費者と官民で日本酒にかかわる人々の最も広範なイベントといえるのではないか。

 開場前から長蛇の列ができるほど大盛況となった会場のあちこちで、旧知の関係者同士が明るく挨拶を交わしていた。

 今や日本酒は安倍晋三政権の成長戦略にも組み込まれ、地域活性化に役立ち、重要な農産品である米の加工品として成長が期待される輸出品でもある。

 日本酒の未来は明るく見える。だが、歴史のある業界がさらに広く世界に羽ばたくには、会場に集まった多岐にわたる関係者の効率的で戦略的な連携による息の長い取り組みが望まれている。

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【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワインコンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本代表。観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー、農水省・経産省ミラノ万博サポーター、一般社団法人ミス日本酒顧問などを務める。

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