携帯大手、富士山で「LTE」頂上戦 KDDIは最高速で巻き返し
更新ドコモとソフトバンクは富士山の麓にある複数の基地局から電波を山頂方面に飛ばし、山小屋や山頂の基地局で受けた電波を増幅することで、LTEサービスの利用を可能にする。これに対し、山頂に中継基地局を設けるKDDIは、麓から飛ばした電波をそのまま山頂で送信でき、150メガビットの通信速度を維持できるという。
しかし、山頂付近や山小屋で大量の登山者が一斉にスマートフォン(高機能携帯電話)を利用すれば、規格上の最大通信速度を示す「毎秒最大」が150メガビットでも、実効速度は大幅に低下して10分の1以下になる可能性が高い。ドコモが昨年7月に計測した富士山のLTE実効速度は、山頂付近など電波状態が良好な地点で20メガビット前後で、登山道や山小屋付近ではほぼ10メガビット以上にとどまったという。
ソフトバンクやKDDIも昨夏は似たような状況だった。地上から山頂に向けて送信し、微弱になった電波を増幅する仕組みのため、「混雑時に高速LTEを良好な状態で利用するのは難しい」(ソフトバンク)。
