発売するのは、最上位モデル「ＡＸ－ＸＰ１００」（税別想定価格約１６万円）。レンジ内を２段に仕切り、上段で過熱水蒸気による焼き料理、下段でスチームによる蒸し料理ができる。さばの塩焼きと茶碗（ちゃわん）蒸しの場合、別々に作ると約４０分かかるが、約２０分でできるという。

　ヘルシオは水蒸気を使って食材の余分な脂や塩分を落として調理するのが売り。新製品には管理栄養士と開発した健康的な自動メニューなども搭載した。

　８月８日には、見やすいタッチパネル式液晶画面を採用した中高年向けモデル「ＡＸ－ＳＡ１００」（約１０万円）も投入する。

　フィリップスが油を使わない揚げ物調理器を発売するなど家電メーカー各社は健康志向の高まりや高齢化を背景にヘルシーな料理ができる製品を相次いで投入しており、競争は激しくなっている。