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【フジテレビ商品研究所 ここがすごい商品大研究】「GPW-1000」

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【フジテレビ商品研究所 ここがすごい商品大研究】「GPW-1000」

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 ■カシオ計算機 ハイブリッドの“G-SHOCK”

 それまでの腕時計の常識を覆す、“落としても簡単には壊れない”タフネス性を実現して1983年に登場したカシオ計算機の“G-SHOCK”。以来、最先端技術やトレンドを取り入れながら進化を続け、今年7月には、ワールドワイドなシーンで正確な時刻を表示する「GPW-1000」を発売した。

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 ■世界中どこでも正確な時刻表示

 電波時計は、独立行政法人情報通信研究機構が発信する標準電波(標準周波数報時電波)を受信して、誤差を自動修正する。電波時計が手軽な価格で販売されるようになり、時計の時刻表示の正確さに関する課題は、ほぼ解決されたと感じている人が多い。しかし、福島県と福岡・佐賀県境の2箇所にある標準電波の送信局で全国をカバーする日本にいると気付きにくいが、世界に目を向けると、標準電波がカバーしていないエリアは意外と少なくない。

 たとえば、日本人の利用頻度が高いリゾートでもある、ハワイ、オーストラリア、東南アジアなどでは、標準電波を受信できない。うっかりいつものように一定時間毎に自動修正されているつもりで出かけると、とんでもない時刻が表示されている可能性もある。時差でボンヤリした頭で行った現地時間への時刻合わせが間違っており、予定した時間に間に合わないなどのトラブルが生じると、せっかくの旅行も台無しだ。

 最近では、標準電波による時刻合わせの他に、GPS衛星電波を利用した商品も登場している。地域を選ばず、正確な時刻情報を位置情報と併せて取得できることが魅力だが、直進性の高いGPS衛星電波の特性から建物や急峻な地形の陰では受信が難しくなるのが欠点だ。一長一短の性質を持つ2つのシステムを組み合わせて、世界中どこでも正確な時刻表示を可能にしたのがハイブリッドの“G-SHOCK”「GPW-1000」だ。

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 ■電力確保で高機能を支える

 開発にあたってカシオ計算機が目指したのは、煩わしい操作を減らした、“高機能でも簡単”な商品だった。様々な機能を盛り込むと、概して操作は複雑になりがちだ。腕時計の小さな操作ボタンには、家電製品のように、操作に関連する機能を表示することも難しい。さらに、通常の使用状況では、取扱説明書の内容を確認できないことがほとんどだろう。腕時計の場合、ひとつのボタンを押すだけで必要な操作が完了することが理想といえる。

 ソーラー電池駆動の「GPW-1000」は、日本国内であれば、1日最大6回(中国では5回)標準電波を受信して、ユーザーは特に意識することなく正確な時刻表示を続ける。海外に行った時は、空港の建物を出たところなど開けた場所で、4時の位置のボタンを長押しすると、GPS衛星から位置情報を受信。500メートル単位でグリッド化した高分解能地図データから、正確な現在位置を特定し、その場所のタイムゾーンやサマータイムルールまで反映した正確な時刻表示を行う。

 世界6局の標準電波を受信することができ、標準電波対応エリアでは標準電波による時刻表示を優先して、屋内でも正確な時刻を表示する。標準電波非対応エリアではGPS衛星電波を用いて時刻を修正するが、受信時には周囲の明るさを検知して、GPS衛星電波が届きやすい屋外にいることを判断した後、受信を開始するという賢い機能も搭載されている。

 世界で初めて、GPS衛星電波と標準電波による、時刻情報取得の相互補完システムを腕時計に搭載するためには、高度なテクノロジーが欠かせなかった。GPS受信用アンテナを搭載するスペースを確保するために、針を駆動させるモーターは従来の約75%という驚異的な小型化を実現した。また、機能やシステムが高度化することで増大する電力対策も大きな課題だった。

 特に文字盤上にソーラーセルを配置する腕時計の場合、特定のセルに針の影が集中すると、針の影になったセルの発電効率が低下し、そのセルが全体の足を引っ張って、十分な発電量が得られないという課題があった。「GPW-1000」は、時針、分針、秒針がそれぞれどのような位置にあっても、特定のセルに影が集中しないよう工夫した、遮光分散タイプのソーラーセルを搭載。さらに、ソニー製の低消費電力GPS用受信LSIのファームウェアを腕時計用にカスタマイズすることで、高機能を支える電力の確保を実現した。

 衝撃、遠心重力、振動の3つの重力加速度に耐えるタフネス構造で、“G-SHOCK”の伝統であるタフネス性も実現。カーボンファイバーを織り込んだ強靱なベルトの採用など、地球全域にわたるより過酷な状況下での使用に耐える強さを身につけた「GPW-1000」。世界中にアクティブな楽しみ求める大人の、頼もしいパートナーといえるのではないだろうか。

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 ■フジテレビ商品研究所

 「企業」「マスコミ」「消費者」をつなぐ専門家集団として1985年に誕生した「エフシージー総合研究所」(東京都江東区、従業員40人)内に設けられた研究機関。「美容科学」「食品料理」「環境科学」「生活科学」の各研究室で暮らしに密着したテーマについて研究を行っている。

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