SankeiBiz for mobile

ネットで絵画のリース仲介業 美術ベンチャーのエフマイナー、10月にも

ニュースカテゴリ:企業の中小企業

ネットで絵画のリース仲介業 美術ベンチャーのエフマイナー、10月にも

更新

エフマイナーが試験サービスとして提供した絵画=東京都内  美術関連ベンチャーのエフマイナー(東京都渋谷区)は、10月にもインターネット上で絵画のリース仲介サービスを始める。一般的に絵画は価値判断が難しく購入しにくいが、ネットを利用したリース形式で入手しやくし、オフィスや自宅を絵画で明るく心地よい雰囲気に改善したいとする需要を掘り起こす。通常、絵画のリースは保有者が相対取引で行う。ネットでのリース仲介は極めて珍しい。

 絵画は、主に若手アーティストによる現代美術作品を扱う。無名に近い若手アーティストによって制作された作品は、展示されることなくアトリエやギャラリーの倉庫で保管されるケースが多い。未展示作品のためリース料金を抑えることができるのが利点だ。若手アーティストとしても自分の作品が流通することで知名度を上げることができる。

 作品の目利きは、日本最初の現代美術作品の画廊である「東京画廊+BTAP」出身の美術商が中心となって行う。現在、20人100作品ほどをリスト化しており、サービス開始時には30人300作品をリースできる態勢にする。

 リースは1作品につき月額5000円程度に設定する。このうち、1000~2000円を作者に支払い、残りを仲介料や配達料などとしてエフマイナーが受け取る。リース後、利用者が購入を希望し成立した場合は、販売額の5~6割を作者に支払う。

 リース作品は同社が運営するサイトで紹介する。リースを受け付けるだけでなく、電子メールや電話での事前相談にも応じる。リース開始後は交換ニーズを踏まえ、リース作品を参考に利用者好みの作品を抽出し情報提供していく。

 エフマイナーは経済産業省の元官僚らが2013年8月に創業。14年4月に試験事業として訪問形式で絵画の仲介リースを始め、デザイン会社や弁護士事務所などで一定の需要が見込めると判断、利用者を効率よく取り込めるネットでのサービス展開を決めた。

 リース作品数を早期に1000に増やし、3年後に5億円の売り上げを目指す。

ランキング