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西武HDの後藤社長、東京五輪にらみ東京プリンス改装も 訪日客取り込み強化
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インタビューに応じる西武HDの後藤高志社長=埼玉県所沢市 西武ホールディングス(HD)の後藤高志社長は18日、産経新聞のインタビューに応じ、訪日外国人客の取り込みを強化する方針を明らかにした。傘下のプリンスホテルが10月1日、台湾・台北市に営業拠点を開設する。昨年度のプリンスホテルの外国人宿泊客で台湾は国・地域別で最も多く「台湾からの観光客をさらに呼び寄せたい」と語った。(森田晶宏)
プリンスホテルは海外で米国やフランス、シンガポール、中国に宿泊客獲得のための営業拠点を持っており、台北で6カ所目。一方、国内では来年3月の北陸新幹線の延伸開業を見据え、石川県金沢市に10月8日に営業拠点を設ける。
2020年の東京五輪を控え、都心部のホテルは客室数の不足が懸念される。後藤社長は「客室をしっかり提供する責任がある」と述べ、昭和39年開業の東京プリンスホテル(東京都港区)の大規模改装などを五輪を視野に今後検討する考えも示した。
西武グループが広大な土地と複数の大型ホテルを擁する東京の高輪・品川の再開発については「羽田空港の機能強化や平成39年のリニア中央新幹線の開業で、日本でも最も成長力の高いエリア。最大の地権者の1人としてスピード感を持って対応する」と語った。
一方、西武HD株の35・45%を保有する筆頭株主の米投資会社サーベラスは10月20日以降、主幹事証券の同意なしに保有株を売却できるようになる。後藤社長は「サーベラスの『出口戦略』についてはコメントする立場にない」としたが、「個人、法人を問わず、長期安定的な株主を期待したい」と述べ、株主還元の充実にも取り組むとした。