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【挑む】エコ配・片地格人社長 自転車宅配に特化、女性就労へ環境整備
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東名阪地域を中心に主に自転車を使った配送方式で、低価格かつ二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを目指しているのが宅配便サービス「エコ配」だ。取り扱い個数は2012年6月期に1000万個を超え、15年6月期は前期比30%超の達成を目指す。急増するインターネット通販の取り込みにも余念がなく、片地格人社長は「世界にも類を見ない、都心型ロジスティクスを目指したい」と語る。
--環境にやさしい、低価格の宅配便のビジネスモデルを構築した狙いは
「配達地域や荷物のサイズ、都会に限定した新しいロジスティクスを作ろうとしている。航空業界におけるLCC(格安航空会社)のように、低コストで効率的な配送網を作ってきた」
--CO2削減に向けた取り組みが、顧客企業から評価されている
「社員は自転車でリヤカーを引いて、午前中に配達して午後からは集荷をする。環境に配慮しただけでなく、効率的でもある。また、軽自動車やバイクで運送することに伴うCO2の排出分は、排出権を買うことで相殺している。顧客の上位1万社には、CO2の削減にどれだけ貢献したかを数値で示した証明書を渡しており、CSR(企業の社会的責任)報告書に記載されたこともある」
--IT(情報技術)を活用した物流効率化も考えている
「電子メールなどで顧客に配達時間などあらかじめ通知し、都合を確かめるような仕組みを考えている。不在宅への配達回数を減らすことで、コスト削減を実現したい」
--狙いとする顧客層は
「顧客の多くは企業から企業へ配達する『BtoB』事業。しかし、ネット通販のニーズが高まっており、企業から個人への『BtoC』事業への期待は大きい」
--通販業者向けのサービスをどう強化するのか
「年明けから、通販業者の荷物を自社の倉庫に保管し、注文があればそこから配送するサービスを始める」
--10月に女性就労支援モデル店舗を開店した
「自転車による配送で運転免許は必要ではないことや、小さな荷物に特化しており、女性にとっても働きやすい。女性特有の細やかさのあるサービスを提供していきたい。また、女性が働きやすいよう、住居の支援だけでなく、3年ほど働いたら独立を支援したり、仕事中に子供を預かることのできる施設を探したり、都会での生活を支援する仕組みを提案したい」
--今後の事業展開は
「事業開発部を新設しており、来年以降はいくつか新規事業を立ち上げたい」(鈴木正行)
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【プロフィル】片地格人
かたじ・ただと 同志社大卒。1993年野村証券に入社。2004年日本レップ(現グッドマンジャパン)に参画し、アセットマネジメント事業を立ち上げた。09年アール・アイ・シー・マネジメント代表取締役。10年9月から現職。45歳。大阪府出身。
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【会社概要】エコ配
▽本社=東京都港区西新橋2-8-12
▽設立=2007年7月
▽資本金=14億8195万9600円(14年6月末時点)
▽従業員=477人(同)
▽事業内容=軽貨物運送事業