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大深度工事で威力、受注に弾み 鹿島などベルトコンベヤー新装置共同開発
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日本コンベヤ姫路工場で行われたスネークベルコンの実証実験(鹿島提供) 鹿島と日本コンベヤは27日、トンネル内で掘削した土砂を垂直に長距離搬送できるベルトコンベヤーの新装置「スネークベルコン」を共同開発したと発表した。従来のコンベヤーと比べて設計上、高低差で2倍以上、搬送能力で約1.7倍も向上したという。建設業界では、東京外郭環状道路やリニア中央新幹線など地下40メートル以上の「大深度地下」トンネルのビッグプロジェクトが相次いでおり、鹿島は工事受注に向けて弾みとしたい考えだ。
鹿島は、2枚のベルトをローラーを用いてスネーク状に配置し、ベルト間に土砂を挟み込んで搬送する日本コンベヤの技術に着目。2011年から共同開発を進めてきた。
今年9~10月中旬、日本コンベヤ姫路工場(兵庫県姫路市)で実証実験を行い、搬送可能な高低差は100メートル、搬送能力は1時間当たり1000トン以上の設計が可能と確認した。実現すれば、国内で最大級となる。
従来のコンベヤーは、箱型状のベルトに土砂を入れて搬送する「箱型」で、国内実績では搬送可能な高低差は40メートル余り、搬送能力は1時間当たり600トン程度だった。また、粘度の高い土砂が箱内に付着し、清掃に手間がかかった。
新装置は平ベルトを使っており、箱型コンベヤーに比べて付着した土砂の清掃が容易だ。また、特殊な部品もなく、修繕時間も短縮できる。鹿島は「多量の土砂搬出が見込まれる都市部のシールド工事や山岳トンネルなど、大深度の土木工事などに適している」としている。