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【戦士の休息】ビームス創造研究所 クリエイティブディレクター・青野賢一さん
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オン・オフを切り分けずに何もしない時間を大切にしたいという青野賢一さん ■「ファッションは面白く格好良い」
モノを通じて文化をつくる“カルチャーショップ”を目指すBEAMS(ビームス)。同社創造研究所に所属する青野賢一氏は、執筆や講演、音楽などの活動を通じて、「モノが生まれた背景や時代性などを含む情報を共有することで物質的な満足以上の価値観を提供する」という、ビームスの理念浸透の一端を担っている。
--最近の活動は
「定期的に行っている仕事は原稿執筆が多い。月刊『ミセス』(文化出版局)の2015年1月号から、音楽情報ページの連載を始めた。またイベントの企画運営では、渋谷パルコ全館を利用し100組を超える若手クリエーターがアートやファッション、音楽、パフォーマンスなどを披露する『シブカル祭り。2014』(10月17~26日)の企画運営を手掛けた」
「10月30日に青山スタジオで行われたシアタープロダクツの2015年春夏コレクション『“SHOP” WEEK 01~WEEK 12』のプレゼンテーションで選曲を担当。11月9日に開催された国内屈指のクラブ・ジャズとクロスオーバー・ミュージックの祭典『東京クロスオーバー/ジャズフェスティバル2014』でDJも披露した」
--広いジャンルで活動している理由は
「最近、ファッションがとても好きだという層が少なくなった。でもその一方で、日本人のファッションの平均点は着実に上がっている。以前よりも安い値段でそれなりに流行に合う服が手に入るようになったという構造的な変化もある。そうした中で、ファッションは面白く格好良いということを語っていきたい。そのためにファッションと隣り合っている音楽や文学、アートなどの広いジャンルで情報発信を行っている。ファッションを文化としてとらえることの大切さを伝えていきたい」
--オフの時間の過ごし方は
「好きなことをやらせてもらっているから、全て仕事とも言えるし、全て遊びでもあるとも言える。個人的にはあまりオンやオフという発想がない。事務所で仕事をして、適当に切り上げて帰り、食事をしてからまた家で仕事をしている。常に何本かの仕事が同時進行している状態で、限られた時間とのせめぎ合いになることが多い。締め切りのある仕事がほとんどなので、厳しいこともあるが、基本的に楽観的に物事を考えるようにしている」
--リラックス法は
「何もせずにボーッとしながらコーヒーを飲んだり、本を読んだり、たばこを吸ったりしているとき、特に『これについて考えよう』というわけでもなく、頭が動いていることがある。そんなときに『これはこうしたらいいのではないか』とアイデアが浮かぶことが多い。今日はオフだと思うと考えることをやめてしまうので、オン・オフを切り分けずに、何もしない時間を大切にしたい」
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【プロフィル】青野賢一
あおの・けんいち 1968年、東京生まれ。明治学院大学経済学部卒業後、ビームスに入社。販売、プレスを担当。音楽レーベル「BEAMS RECORDS」と同ショップの立ち上げにも携わり、2010年から現職。執筆や講演、DJなど幅広い分野で活躍中。