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【未年に翔ける】ローソン社長・玉塚元一さん(52)

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【未年に翔ける】ローソン社長・玉塚元一さん(52)

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 ■M&Aラッシュより既存店強化優先

 --昨年は大型の企業買収などもあった

 「(高級スーパーの)成城石井や(シネマコンプレックスの)ユナイテッド・シネマなどの買収案件が相次いだ。こういった大型な案件は、何年かに一度のタイミングで浮上してくるもの。その上、本業のコンビニエンスストア事業を強化するものでなければ、買収を検討することもない。そのためM&A(企業の合併・買収)を次々とやるというわけではなく、当面は既存店強化の方に優先順位を高く置いている。ただ、再編は業界の中で起きてくる可能性はあるとみている」

 --出店は計画通りに進んだのか

 「2015年2月期の出店計画はもともと1100店舗。若干欠ける可能性もあるが、だいたい予定通りに進んでいる。16年2月期の出店計画も、昨年と同じ程度ではないか。規模を追求するのではなく、あくまでも質と量のバランスをとっていくことが重要だと考えている」

 --主力のローソンにおける戦略は

 「カラオケボックスとの一体店舗といったことはあまり考えていない。ただ、ローソンが強みを持っている病院などでの出店は伸ばしていく考えだ。今年6月には、ローソンが40周年を迎える。節目のいいタイミングで、売り場、商品、コミュニケーションを革新して、根本的に見つめ直していく」

 --競争が激しくなっているカウンターコーヒーはどう強化するのか

 「Sサイズ100円が浸透してきた。それにもともと強みがある品ぞろえも増やしていく。接客レベルを上げて満足度の向上を図る一方で、ドリップ方式の機械を入れてのセルフも強化する。杯数が増えている中で、混雑を避けたく、早くいれたいお客さまもいるので選べるようにする」

 --訪日外国人が急拡大しているが、対応は

 「実は近く、東京都内の複数の店舗で、ATM(現金自動預払機)で海外のカードを使えるようにしたり、免税対応ができたり、複数の言語を表記などした実験店をスタートさせる。訪日外国人はここ数年で、何倍にも増えていく大事な領域だ。これまではシステムなどで難しい面もあり対応が遅れていたが、対応を急ぐ」

                   ◇

【プロフィル】玉塚元一

 たまつか・げんいち 慶大法卒。旭硝子、日本アイ・ビー・エムなどを経て1988年ファーストリテイリング入社、2002年社長、05年に退社し、リバァンプ設立。10年ローソン顧問、副社長などを経て14年5月から現職。東京都出身。

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