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アキュレイトの特注ばね「自動見積りネット・選ばね君」

ニュースカテゴリ:企業のメーカー

アキュレイトの特注ばね「自動見積りネット・選ばね君」

更新

 □開発担当・Webグループマネージャー阿部敏氏に聞く

 ■簡単な手順初心者でも見積書

 ◆6つの手順、オンラインでOK

 --今回リリースされた「自動見積りネット・選ばね君」は、どのようなサービスなのですか

 「特注品の圧縮コイルばね・引張コイルばねの設計と、正式な見積書、発注書を簡単に作ることができます。ウェブ上で必要な項目を選択するだけでいいので、専門知識は必要ありません。お客さまご自身で、サンプルを手元において寸法を測りながら『御見積書』『製作依頼図兼注文書』を作っていただければ、注文をいただいた後7日(もしくは5日)をめどに納品できるようになります」

 --どのような手順で見積書を作るのでしょうか

 「まずステンレス(SUS304WPB)とピアノ線(SWP-B)から素材を選択します(手順(1))。この2種類の材質で、弊社が受注する特注品の8割以上はカバーできます。次におおまかな外径を10mm単位で選択し、さらに小数点第一位まで入力します(手順(2))。数字を手入力するのではなく、ラジオボタンやプルダウンメニューを用いて入力するため、普段キーボードを使わない方でも簡単に数値を設定できます。外径を選択すると、それに応じて線径を選択するボタンが登場します(手順(3))。ここで入力できる線径の数値は、外径の数値と矛盾の出ないものだけです。太い線径で小さな外径のばねというのは実際には作れませんから、加工限界から適正な数値を選択できるようにしています。以下同様に、ばねの自由長(手順(4))、端末研削処理の有無(手順(5))、有効巻数(手順(6))を選ぶことで、自動的にばね定数(N/mm)、総巻数(巻)、密着高さ(mm)、最大荷重時高さ(mm)、最大荷重(N)が計算されます。これで、ばねの基本仕様がすべて決まりました。

 また、使用する際のばねの高さをスライダーで選択すれば、たわみ量、作動範囲、ばねの荷重を確認できます。これは『常用時の高さと荷重』として製作依頼図に表示させることができます。あとは数量を入力すれば、単価と合計金額が決定します。『見積り開始』ボタンを押すと発注者の社名・部署・担当者・連絡先などを入力する画面に遷移し、入力すると『御見積書』『製作依頼図兼注文書』のPDFファイルが生成されます。あとはこのPDFファイルをプリントアウトし、『製作依頼図兼注文書』を東京、名古屋、京都のいずれかのカスタマーセンターまでファクスで送付いただければ、そのまま発注完了となります。

 このように、圧縮コイルばねは(1)~(6)の6つの手順でばねの基本仕様が決まり、見積りが完成します。引張コイルばねは端末研削処理と巻き数についての設定がありませんから、(1)~(4)の4つのステップで基本仕様を決められます」

 ◆目標はワンストップで発注完了 トーションばねの設計も視野に

 --今後、「自動見積りネット・選ばね君」ではどのような方向性を考えていますか

 「まず、オンラインで発注まで完了できるシステムにすることを目標にしています。現状だと登録なしの無料公開とした代わりに、プリントアウトしたものをファクス頂くとしていますので。オンラインで見積り作成から発注までできるようになれば、より手軽に特注品ばねを作っていただけるようになります。また、対応するばねの種類を増やす試みも始めています。圧縮コイルばねと引張コイルばねにつづいて、トーションばねの設計・見積りをできるようにしたいですね」

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 <会社メモ>

 本部=東京都千代田区外神田 4-7-5

 (電)03・3526・4031

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