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【未年に翔ける】キリンホールディングス社長・三宅占二さん(66)

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【未年に翔ける】キリンホールディングス社長・三宅占二さん(66)

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 ■収益より規模拡大や競争重視に軸足

 --3月末での社長交代を発表した

 「国内での利益確保を重視するあまり、キリンの国内での競争力が低下してきた。国内は少子高齢化で需要が減少する中、国内で稼いで海外に投資する必要がある。国内で売上高が伸びてこないなら、販促費などを削減し、海外投資の原資を作ることを優先した。例えば、年前半で販売増加できなくても、追加の販促策を打たず、利益を確保させることもあった。このままでは、国内飲料事業もおかしくなってしまう。収益よりも規模の拡大や競争重視に軸足を置くためにも、体制を一新することにした」

 --特に、昨年は国内ビール類が大幅減だった

 「消費税率引き上げ前の駆け込み需要はうまくとらえたのだが、4月以降の対応が硬直的だったと反省している。サッカー日本代表のスポンサーとして、ワールドカップをプロモーションに活用する方策に偏っていた。それに対し、競合他社は新商品を投入したり、購入量に応じて必ず商品がもらえるマイレージキャンペーンを展開し、シェアを奪ってきた。状況が変化してきた中で、柔軟な対応ができていなかった」

 --競争が厳しい中、簡単には挽回できない

 「夢のような新商品が出せるならば、一気にシェアを取り戻すこともできるだろうが、この業界ではそんなことはない。とにかく、守りに入らず、チャレンジし、小さなことでもいいから一つずつ成功体験をあげていくことが必要だ。2014年12月期の営業利益見通しを下方修正したが、これは販促費などを削ることなく、また、場合によっては積み増していけるようにする狙いもある」

 --成果は挙がっているのか

 「昨年秋、ビール4社がそろって投入したゼロゼロ(プリン体ゼロ・糖質ゼロ)発泡酒でも、キリンがナンバーワンになった。キリンビバレッジの高価格帯のシリーズ『別格』も好調だ。小さな成功でも組織は自信を取り戻せる。この体験を大きなものにしていく」

 --ブラジルなどの海外事業は

 「昨年、ブラジル市場は供給過剰で、量販店では5ケース購入すると、おまけで4ケースついてくるといった状況。キリンが強みを出せるブラジル北部にフォーカスしての事業展開に切り替え、増益基調に転じている」

                   ◇

【プロフィル】三宅占二

 みやけ・せんじ 慶大経卒。1970年キリンビール入社。東海地区本部長、取締役、常務執行役員、社長を経て2009年キリンホールディングス副社長、10年から現職。東京都出身。

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