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【未年に翔ける】損保ジャパン日本興亜ホールディングス社長・桜田謙悟さん(58)

ニュースカテゴリ:企業の金融

【未年に翔ける】損保ジャパン日本興亜ホールディングス社長・桜田謙悟さん(58)

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 ■早ければ2年で合併一時コスト回収

 --昨年9月に損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が合併し、持ち株会社も衣替えした

 「損保ジャパンの得意とする客層と日本興亜が得意とする客層は必ずしも重なっていなかったので、増収効果は出ている。合併に伴う900億円弱の一時コストは早ければ2年で回収してプラスにもっていける。一方、『SOMPO(ソンポ)ホールディングス』という略称を早く広めたい」

 --自然災害リスクが高まっている

 「自然災害への備えは業界全体の課題でもある。保険金を支払うだけで、満足していては駄目で、防災・減災に意識を向けて行かなくてはいけない。企業向けには、傘下のリスクマネジメント会社が長年、防災・減災の提案を続けている。取り組みの度合いによっては、保険料が割安になる場合もある。一般向けには、スマートフォン向けアプリなどを通じて災害情報の発信などを行っている。地域別によりきめ細やかな助言をする有料サービスの提供も視野に入れている」

 --これからの自動車保険の姿とは

 「プラス、マイナス両面から考える必要がある。安全運転支援システムの誤作動で事故が起きた場合、一義的には運転者の責任になるが、本人または損保会社が製造物責任(PL)法に基づいてメーカーに損害賠償を請求したときに自動車保険とPL保険のどちらで支払うべきかという問題が出てくる。また、今の自動車保険は走行距離や運転目的で決まるが、今後は運転の仕方で決まることになるだろう。保険料を抑えるため、任意保険をあきらめる人が出てくる可能性もあるが、それは避けなければいけない」

 --中国で自動車保険を本格的に販売できるようになった。今後の戦略は

 「当社は中国で価格競争をやる気はない。中国にある日系企業の社有車向けから営業を始めた。昨年7月には、中国最大の自動車販売会社と共同出資会社をつくり、整備事業に乗り出した。合理的な価格で質の高い整備を行っている。上海の工場で実験的に始め、月200台超の車の整備をしている。整備事業の運営管理ノウハウを提供し、ライセンス料をいただくビジネスモデルを作りたい。将来は中国全土に拡大し、自動車保険の販売網としても活用していきたい」

                   ◇

【プロフィル】桜田謙悟

 さくらだ・けんご 早大商卒。1978年、安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン日本興亜)入社。NKSJホールディングス(現・損保ジャパン日本興亜ホールディングス)社長などを経て2014年9月から現職。東京都出身。

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