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トヨタ賃金見直し、若手を手厚く 「工長」「組長」を20年ぶり復活

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トヨタ賃金見直し、若手を手厚く 「工長」「組長」を20年ぶり復活

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 トヨタ自動車の上田達郎常務役員(労務担当)は27日、東京都内で講演し、工場で働く従業員の賃金体系を大幅に見直す方針を明らかにした。

 優秀な若手社員を確保するため、年功序列の賃金体系を若年層に手厚い仕組みに変更するほか、現場を率いる「工長」「組長」の肩書を約20年ぶりに復活して若手を率いる責任感を意識付ける。少子高齢化による労働力の減少を補うトヨタの取り組みは、国内製造業が雇用のあり方を見直すきっかけにもなりそうだ。

 既に労働組合と制度設計を協議しており、早ければ来年にも導入する見通し。

 新しい賃金体系では、勤続年数に応じて給料が上がる「賃金カーブ」を若手の取り分が今より多い形に見直す。また、年功による昇給を圧縮して能力給の配分を増やし、業務への貢献が給料に反映されやすくする。年2回の査定で評価し、結果に応じて賃金が変動する。

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