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「軽」高級化、輸入車と競い合う時代に 比較検討するユーザー増加

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「軽」高級化、輸入車と競い合う時代に 比較検討するユーザー増加

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 14年は消費税増税後に新車需要が落ち込んだが、輸入車の販売台数(日系メーカーの逆輸入車を除く)は前年比3.4%増の29万196台と、1997年以来17年ぶりの高水準になった。軽自動車を除く登録車に占めるシェアも、過去最高の8.8%を記録した。

 だが、軽自動車を含めた新車販売全体のシェアでは5.2%にとどまり、ここ数年はほぼ横ばいで推移する。軽が存在感を高めて、小型車をはじめ登録車の市場を侵食した結果、登録車のなかでシェアを高めても全体では伸びない構造が生まれている。

 輸入車メーカーは従来、国産ブランドが強い日本では高級車を中心に事業を進めてきた。しかし、こうした市場動向の変化も踏まえ、このところは普及価格帯の小型車を積極的に投入している。

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