全トヨタ労連「中堅・大手がカギになる」 早期決着求める
更新トヨタ自動車グループの労働組合で組織する全トヨタ労働組合連合会は12日、加盟労組の代表者による集会を開き、最終盤に入った2015年春闘の交渉方針を確認した。全トヨタ労連の佐々木龍也会長は終了後、記者団に中小にも賃上げの波を広げるには「中堅・大手(の妥結額)がカギになる」と述べ、トヨタなど大手に早期決着を求めていることを明らかにした。
ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分は、トヨタなどグループ大手の妥結額を参考に、中小企業が最終交渉にあたる。
佐々木会長は「中堅、大手に高い水準を言っていただかないと(中小は)上がっていかない」と指摘。「中小の加盟組合に交渉時間を取ってもらうため(大手に)早期(決着)をお願いしている」と話した。
