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いすゞ社長・片山氏 苦しかった時を忘れず挑戦

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いすゞ社長・片山氏 苦しかった時を忘れず挑戦

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 「最低の時、苦しい時を忘れることなく、さらに経営基盤を安定させたい」

 バブル崩壊後の長引く経営不振やリーマン・ショック後の業績悪化を乗り越えてきたいすゞ自動車。その経営のかじ取りを引き継ぐ決意をこう語った。

 業績改善のために大規模なリストラが続いた2002年、川崎工場で工場の司令塔となる車両工務部長に就任。大勢の従業員が会社を去る中で、製造現場の努力で品質も生産台数も落とすことなく稼働を続けられた記憶が「強烈に」残っているという。「みんなが、とにかく『やるんだ』という気持ちで、やらないという議論はなかった。その姿勢が今の会社の原点だ」

 細井行社長から交代を伝えられたのは12日。「責任の重さを感じたが、指名頂いた以上はやるしかない」と心を決めたが、取り巻く環境は易しくない。

 日系メーカーの牙城だった東南アジアの商用車市場も、攻勢を強める欧米勢との競争を強いられている。5月にも新たな中期経営計画を発表し新体制としての方針を示す。「これから伸びるには(アフリカなど)新しい市場に出るしかない。挑戦という言葉を忘れないようにしたい」と言い切る。(松岡朋枝)

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