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アスクゲート 北海道の農漁業に人材派遣

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アスクゲート 北海道の農漁業に人材派遣

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 地方の農村や漁村は、人手不足解消のために外国人実習生の受け入れを拡大しているが、対症療法的な側面はぬぐえない。そもそもこうした外国人は「3年は働く決まりになっていて、繁忙期だけ雇うことはできない」と斉藤社長。一方で、北海道だけでは人を集めきれないため、「人口の多い東京や大阪で集める意味は大きい」と強調する。同社は東京と大阪、福岡に拠点を構え、人材を確保できる態勢を整えており、今後は名古屋や広島にも進出したい考えだ。

 斉藤社長はもともと故郷の北海道旭川市で運送業向け人材派遣を行っていたが「独自性のある事業がしたい」と、農業分野に進出した。同様の事業を展開する派遣会社はほとんどなく、当初は営業で農協などを訪れても「利用するわけないという否定的な態度だった」という。

 しかし、寮などへの先行投資が一段落し、赤字だった事業が2年前に黒字化。昨年は常時700人ほどが北海道以外から派遣され、現地で働いた。これは北海道内から派遣された人の約3分の1に当たる。

 「今は(顧客から)すごく必要とされているように感じる。北海道といえば農業と観光。地元の盛り上げに貢献していきたい」。斉藤社長はそう意欲をみせる。(井田通人)

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【会社概要】アスクゲート

 ▽本社=札幌市豊平区豊平3条3-1-24

 ▽設立=2000年12月

 ▽資本金=5625万円

 ▽従業員=約130人

 ▽売上高=約52億円(15年3月期見通し)

 ▽事業内容=人材派遣など

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