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【ぐるなびのチョットぐな話】お弁当、飲食店で「おにぎらず」旋風

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【ぐるなびのチョットぐな話】お弁当、飲食店で「おにぎらず」旋風

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新潟の名物メニューのタレかつと卵焼き、レタスをごはんにはさみ、タルタルソースを添えた、目にも楽しい「かっぽうぎ」の「タレかつおにぎらず」(400円)  ごはんやおかずを細工してキャラクターなどを作る「キャラ弁」や、密封できる透明なジャー(瓶)にごはんとおかずを層にして一緒に入れる「ジャー弁当」など、今お弁当がさまざまな進化をしている。

 お弁当の定番であるおにぎりからも、にぎらないおにぎり「おにぎらず」が登場し話題を呼んでいる。おにぎらずは、全型ののりの真ん中にごはんと具材を乗せ、のりで包むだけ。簡単に作れるうえに、直接ごはんを触らないので手が汚れる煩わしさからも開放される。真ん中を包丁で切れば、サンドイッチのように断面が見えて華やかなのも特長だ。1990年に料理マンガで「5分でできる超簡単レシピ」として紹介されたものが、昨年の秋頃にレシピサイトで話題となり人気に火が付いた。忙しい朝のお弁当作りにも役立つため、現代の時短需要にマッチしていることもブームの理由といえそうだ。

 メニューに加える飲食店も増えている。ぐるなびに掲載されているおにぎらずを提供する店舗数は、今年に入ってから約8倍となった。また、今年5月にぐるなびが実施したユーザーアンケートでは、おにぎらずを知っていると回答したのは65%、中でも女性は80%と高い割合となった。食べたことがあると回答したのは13%と、認知度に比べて低い結果となったが、食べたことがない人のうち76%が食べてみたいと回答した。その高い興味度から、今後は外食業界でも盛り上がりを見せそうだ。

 「お米はにぎると“ふんわり感”がなくなってしまう」とこだわりを語るのは、コメどころ新潟で今年の4月からおにぎらずを提供している「かっぽうぎ」(新潟市中央区)を運営するクリエイトサービス新潟(同江南区)の代表取締役、長谷川和広さん。同店は、40年以上前から木型にはめて形を作る「にぎらないおにぎり」を提供してきたおにぎり専門店から、その製法を継承している。「具をミックスしてほしい、おかずとおにぎりを一緒に食べたい、という要望が以前からあった。複数の具や大きな具を入れられるのは、おにぎらずならでは」と長谷川さん。また「おにぎらずは半分に切って提供するため、2人で分けて少しずつ食べたいという需要にも応えられた」。さらに「のりの状態も、おにぎりはパリパリのままで提供しているが、おにぎらずはごはんになじませしっとりさせてから提供する」と、腹具合や好みによって選択肢が増えたと続けた。「今後もおにぎりでは実現できなかった具でメニュー展開していきたい」と意欲を見せる。

 バリエーションを増やせることもブームが盛り上がる鍵となる。白米だけでなく、酢飯やチャーハンを使って味を変えたり、いろどりの良い具材を使えば見た目も良くなる。断面を飾りつけてさらに個性的にする楽しさもある。専用ののりや、作ってそのまま持ち運べるケースなどグッズも発売されており、おにぎらずの市場は今後も広がりそうだ。いま話題のおにぎらず、飲食店でお気に入りを探してみるのはいかがだろうか。

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 ■ぐるなび

 r.gnavi.co.jp

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