電機各社「水素事業」に本腰 パナは太陽光利用、東芝も実証実験
更新東芝の取り組みは、北海道の釧路地区と連携。水素の製造から貯蔵、運搬、利用までの工程を構築する実証実験を今年度から5年間実施すると発表した。
実証実験では、北海道白糠町に小規模な水力発電を建設し、発電した電気を使い、水素を製造する。その水素をトレーラーで運び、酪農家や温水プールなどに設置される燃料電池や、燃料電池自動車の燃料として利用する計画だ。
このほか、川崎重工業も昨年11月に産業用として世界初となる水素液化システムを開発し、播磨工場(兵庫県播磨町)で実証実験を開始した。水素液化プラントの試験操業を開始し、商用化を目指している。(小林健一)
