ドコモ、6年半ぶりMNPプラス 顧客流出に歯止め、勢力図に変化の兆し
更新ドコモのMNPや契約純増数が好調なのは、ドコモから回線を借りてサービスを提供するMVNOなどによる格安スマホの普及も背景にある。15年3月期は「MVNOの純増数は全体の半分弱」(吉沢和弘副社長)だったが、4~6月は5割強になったもようだ。
ドコモから流出した顧客がMVNO経由で間接的にドコモに戻る構図が鮮明になってきた。ただ、契約者1人当たりの月間収入はMVNO経由だと「通常の契約と比べ、3分の1から4分の1程度」(ドコモ幹部)と収益性が低く、ドコモにとっては痛しかゆしの面もある。
