ニュースカテゴリ:企業
情報通信
腕時計型端末「ドコッチ」実演 スマホまだ早いけど…見守り機能に特化
更新
タッチ&トライのコーナーで「ドコッチ」の説明を受ける家族連れ=千葉市美浜区 千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心で、NTTドコモのウエアラブル端末「ドコッチ」のデモンストレーションイベントが開かれた。ドコッチは今年4月に発売された通信サービスやGPS(全地球測位システム)などを使った子供の見守り機能に特化した腕時計型端末だ。
親子役のモデルが司会の女性とともにステージに登場。GPSで子供の居場所がすぐ分かる「イマドコサーチ」、加速度センサーなどで推測した「動いている」「休んでいる」などの子供の様子を保護者の端末に知らせる「状態モニター」、3秒長押しで最大6台の端末に緊急事態を伝えるメールが届く「SOSボタン」、居場所が分かるだけでなく一定距離以上離れるとスマホとドコッチ端末双方に警報が鳴る「みまもりアラート」などの機能を実演した。
トークショーにゲスト出演したタレントのユージさんは2児の父親。「悪い情報を見てしまったり、いつのまにか知らない先輩とつながってしまうかもしれない」と子供にスマホを持たせることの不安を挙げ、時計と見守り機能に特化したドコッチに「最強」「便利だね」と感想を述べていた。
会場に設けたタッチ&トライのコーナーにも、たくさんの親子が訪れた。周辺の温度や湿度を測定して「ほぼ安全」から「危険」まで熱中症の注意目安などを教えてくれる機能や、事前に登録した定型文でやりとりするメッセージ機能などについて詳しい説明を受けていた。
外出の際に肌身離さず着けていることも腕時計型端末の長所の1つ。コーナーを訪れた母親の一人は「これまで首から下げるタイプのものを持たせていたが、遊ぶときに危ないので外していることが多かった。ドコッチならその心配がありませんね」と話していた。
ベルトはかぶれにくい熱可塑性ポリウレタン製で、連続待ち受け時間は最大約72時間となる。新料金プランなら月額780円(デバイスプラン500円+サービス利用料280円、GPS機能を使うには保護者側の端末が居場所探索サービス「イマドコサーチ」に入ることが必要)で始めることができる。