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強度・剛性を10%以上高めた炭素繊維 東邦テナックス

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強度・剛性を10%以上高めた炭素繊維 東邦テナックス

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 帝人グループで炭素繊維の開発・販売を行う東邦テナックス(東京都千代田区)は13日、航空機の機体や自動車の外板(パネル)に素材として使われている炭素繊維で、強度を従来品に比べて10%以上高めた新製品「XMS32」を開発したと発表した。

 一般的な炭素繊維は、鉄より軽く、強度が高い一方、剛性を高め、曲げたり、ねじったりした際に変形しにくくするほど強度が落ちる。東邦テナックスは、製造プロセスを工夫するなどして、強度だけでなく、剛性も10%以上高めるのに成功した。まず最も高い強度を求められる航空機向けから売り込む。

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