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ADSL事実上の“終了宣言” 大手通信、300万ユーザー乗り換え争奪戦

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ADSL事実上の“終了宣言” 大手通信、300万ユーザー乗り換え争奪戦

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 誘導大きな課題

 ADSL用のサーバーの多くは開発が終了しており、保守コストも増大。サービス停止と利用者のFTTHへの誘導が大きな課題となっている。NTT東西、ソフトバンクともADSLサービスを容易にやめられないのは「利用者を(FTTHの)フレッツ光に取り込みたくてもなかなか移行してくれない」(NTT東幹部)という事情もある。

 NTT東西は今年2月から、自社のフレッツ光を企業向け卸売りに踏み切った。それを受けて、NTTドコモやソフトバンクが自社ブランドでFTTHの販売に乗り出した。

 ソフトバンクが3月から提供している「ソフトバンク光」の契約数は6月末で34万1000件。ADSL契約数150万件をそのまま吸収できればソフトバンク光の契約増に結びつくが、「ADSLで十分という利用者も少なくないので動きが鈍い」(ソフトバンク幹部)ようだ。

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