SankeiBiz for mobile

ADSL事実上の“終了宣言” 大手通信、300万ユーザー乗り換え争奪戦

記事詳細

ADSL事実上の“終了宣言” 大手通信、300万ユーザー乗り換え争奪戦

更新

 しかし、ADSLとソフトバンク光の契約者当たり月間収入は、2680円と4270円で大きな差があり、ソフトバンク光への移行が喫緊の経営課題でもある。

 NTTは25年ごろをめどに現行の電話回線網(PSTN)の廃止を計画している。IP網を軸に光回線や移動体通信網による代替を想定しているが、そうなればアナログ電話回線もなくなり、ADSLの存続は危うくなる。

 NTTはADSLのサービス停止時期を明言していないが、20年過ぎにはPSTNからIP網への転換を進めていくとみられている。300万件を超えるADSL利用者をいかに自社のFTTHに乗り換えさせるか、顧客争奪戦が最終局面を迎える。(芳賀由明)

ランキング