ソフトバンクは既存の半額の料金設定と無料モデム配布で急速にADSL契約を獲得した=2002年秋、東京都渋谷区(ソフトバンク提供)【拡大】
しかし、ADSLとソフトバンク光の契約者当たり月間収入は、2680円と4270円で大きな差があり、ソフトバンク光への移行が喫緊の経営課題でもある。
NTTは25年ごろをめどに現行の電話回線網(PSTN)の廃止を計画している。IP網を軸に光回線や移動体通信網による代替を想定しているが、そうなればアナログ電話回線もなくなり、ADSLの存続は危うくなる。
NTTはADSLのサービス停止時期を明言していないが、20年過ぎにはPSTNからIP網への転換を進めていくとみられている。300万件を超えるADSL利用者をいかに自社のFTTHに乗り換えさせるか、顧客争奪戦が最終局面を迎える。(芳賀由明)