ソフトバンク、純増数75%大幅減 最終益2.8倍も海外に依存 (1/2ページ)

2015.8.7 06:34

決算を発表するソフトバンクグループの孫正義社長=6日午後、東京都中央区の東京証券取引所

決算を発表するソフトバンクグループの孫正義社長=6日午後、東京都中央区の東京証券取引所【拡大】

 ソフトバンクグループが6日発表した4~6月の携帯電話契約の純増数は2万件にとどまり、約8万件だった前年同期より75%の大幅減となった。大手の中でNTTドコモ、KDDIに続く3位に後退し、営業利益の大半を稼ぎ出す国内通信事業の変調ぶりが鮮明になった。同日発表した2015年4~6月期連結決算(国際会計基準)は最終利益が前年同期比2.8倍の2133億円と好調だったものの、先行きを懸念する見方も少なくない。

 新規契約数から解約数を差し引いた純増数は新規利用者の増減が如実に表れる。NTTドコモは4~6月の純増数が約2倍の93万6000件。7日に発表するKDDIも1割前後伸ばし、52万件に達したとみられ、ソフトバンクは独り負けの格好だ。

 不振の要因について、ソフトバンクモバイルの宮内謙取締役は同日の決算会見で「ワイモバイルブランドのPHSなどが約40万件減少した」と説明した。同社は4月にワイモバイルなどグループの国内通信3社を事業統合。ソフトバンクブランド単独の増加分が、グループの減少に食われる形となったもようだ。

業績全体に占める国内通信の比率は低下

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。